貝の飼育 飼い方net

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貝の飼育をわかりやすく解説しています。それぞれの貝が快適に過ごせる飼い方のご提案です。

貝の飼育について

貝の魅力は何と言ってもその貝殻の美しい造形と穏やかな動きがです。また、貝は古生代からほとんど姿を変えていない原始的な動物で、何億年も前の世界への想像をかきたたててくれます。

貝飼育の注意点

ほとんどの貝は無害ですが、注意しなくてはならない点が二つあります。

ひとつは猛毒を持つイモガイの仲間です。これは毒矢を放ってくる危険な動物で、人も刺されると命に関わります。このため、海で貝を採取して飼育する場合には、その貝がイモガイでないことが確認できてから触るようにすべきです。

もうひとつは巻貝を媒介して感染する住血吸虫です。住血吸虫症は死亡率の高い、たいへん危険な病気で、かつて日本でも住血吸虫が猛威をふるっていた時代がありましたが、中間宿主のミヤイリガイの大規模な駆除が行われたことで心配はなくなりました。

現在において気を付けなくてはいけないのは、海外の住血吸虫です。海外からは決して巻貝は持ち帰らないようにしなくてはなりません。そればかりか、貝のいる池に手を入れただけで感染する可能性があります。

ちなみによく誤解されているタニシやカワニナは飼育しても問題ありません。また、ヒラマキガイの仲間は住血吸虫の中間宿主と知られ、マンソン住血吸虫の中間宿主であるビオムファラリアなどはレッドラムズホーン(レッドラムションやインドヒラマキガイとも呼ばれます)とそっくりですが、分類学上は少し離れている全くの別種で、ショップで販売されているレッドラムズホーンなら飼育しても問題ありません。

貝の飼育容器

貝の飼育には観賞魚用の水槽を使用すると便利です。レッドラムズホーンなどの小型巻貝ならワイングラスのようなもので飼育することもできます。ただしレッドラムズホーンは熱帯性の巻貝なので、冬は暖かくしてあげる必要があります。

タニシなどはボトルアクアリウムの住人として人気のあることからもわかるように、タニシやレッドラムズホーンならフィルターを使用しなくても飼育することができます。その場合は水槽内を清潔に保つように心がけます。

なお、巻貝は良く水槽から逃げ出しますので隙間なくフタをしておく方が安心です。

カタツムリのような陸棲の巻貝なら大きめのタッパーで飼育すると便利です。

淡水の二枚貝を飼育する場合にはフィルターは使わないようにします。これはエサとなる植物性プランクトンがフィルターに濾過されてしまうためです。二枚貝を入れる前に、まずは植物性プランクトンが発生するような環境を水槽の中に作ります。

このような環境の作り方がよくわからない場合には、バランスドアクアリウムやボトルアクアリウムなど、フィルターを使わない飼い方でメダカなどを実際に飼育してみるのが近道です。

海水の二枚貝は大きなフィルターを使って海水魚と同じ飼い方をします。海水魚の専門店にエサ用のプランクトンが売られていますので、それを与えます。

貝の食事

水中の巻貝ならば熱帯魚用の小さな沈むエサを与えると便利です。このようなエサで育てられる巻貝の仲間は、タニシ、レッドラムズホーン、ゴールデンアップルスネール、マガキガイなどです。

巻貝はカルシウムが不足すると仲間同士で貝殻をかじり合うことがあります。また水質によっては貝殻に異常が生じることもあります。貝殻に穴が開いたり白っぽくなるなど、せっかくの美しい貝殻に異変が起こる前に、サンゴ砂を敷いたり、アサリやシジミの貝殻を入れておきます。

カタツムリには余った野菜くずを与えます。卵の殻などを入れるとカルシウムを補えます。

ドブガイなどの淡水性二枚貝には植物性プランクトンを与えます。フレームスキャロップのような海水性二枚貝には海水魚専門店で販売している専用の飼料を与えます。

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