魚の飼育 飼い方net

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魚の飼育をわかりやすく解説しています。それぞれの魚が快適に過ごせる飼い方のご提案です。

魚の飼育について

観賞魚と呼ばれる魚たちの存在からもわかるように、魚の飼育は日本でも古くから文化のひとつとして永きに渡り親しまれてきました。

中でもメダカや金魚は江戸時代の代表的な観賞魚として大いに広まり、このころから飼育技術にも創意工夫がなされるようになっていきます。

魚の飼育用品としては様々な器具があるため、初めて観賞魚を飼いたいと思った場合には、いろいろな器具を揃えなくてはならないように思われることでしょう。

一方でメダカや金魚のベテランと呼ばれる方々は、拍子抜けするほどに簡単な器具だけで飼育していたりもします。

それはつまり魚の特徴を知っているかどうかということなのですが、飼育する魚の種類に合わせた飼い方をするのであれば、実は想像以上に少ない器具で飼育することができるのです。

ここではそんな一例をあげてみたいと思います。

魚の飼育に必要なもの

水槽

水槽(タライやバケツ、金魚鉢なども含みます。)は魚を飼育する上で最初に必要な器具です。飼育する種類の大きさに合わせて選びます。全長の3倍くらいの大きさは欲しいところです。

カルキ抜き

水道水に含まれるカルキ(消毒薬として使用されている塩素のことです。)を中和するための薬品です。カルキは水をバケツなどで汲み置きしておくことでも消失させることはできますが、様々な条件によってカルキがなくなるまでにかかる時間はかなり違ってきますので、経験の浅いうちはカルキ抜きを使うべきです。

ライト

観賞魚の照明として使用されるライトは、ぜひとも最初に購入しておきたい飼育用品です。ライトの種類によって魚や水草の美しさは劇的に違ってきます。美しく観賞するためにも、水草を育てるためにも、ライトは良いものを選ぶことをおすすめします。

底砂

底に敷く砂は水質を変化させたり水をきれいにしたりする作用があります。このため、魚の種類に合わせた砂を敷くことが大切です。水中の有害物質を取り除く効果も素晴らしく、魚の数が少なければフィルターがいらないほどです。

大磯砂

古くから観賞魚用として利用されている様々な色が入り混じった砂利です。現在の大磯では砂利の採取が禁止されていますので、大磯産ではありませんが、良く似た砂利です。少し水質を変えてしまいますが、一般的な観賞魚には問題のない程度です。

ソイル

水草を育てるのに適した底砂です。土を固めて作っているため、一年ほどで交換が必要になります。水を弱酸性に傾ける商品が多いため、こうした水質を好む観賞魚の飼育に向いています。

サンゴ砂

石灰質で出来た底砂です。水をアルカリ性の硬水に変えていきますので、こうした水質を好む観賞魚に向いています。特に海水魚の飼育にはサンゴ砂を使用するのが一般的です。観賞魚によってはサンゴ砂の色に合わせて体色が白っぽくなる場合があります。

魚の飼育にあれば便利なもの

フィルター(濾過器)

魚を飼育しているうちに水中に発生してくる有害物質(アンモニア、亜硝酸塩)を取り除く(硝酸塩に変える)ことのできる器具です。魚を多く入れたい場合には必要です。

ただしフィルターを付けたからといって安心することなく、水換えとフィルターの定期的な掃除はしっかりと行うことを忘れてはなりません。

フィルターの中にある濾材には水をきれいにするために欠かせない濾過バクテリアが住み着いていますので、掃除の際は水道水で洗うと殺菌されていなくなってしまいます。

このため、濾材を掃除するときは水槽の水をバケツなどに汲み、その水で濾材の汚れを落とします。

上部式フィルター

上面フィルターとも呼ばれます。水槽の上に乗せて使うフィルターです。一般的には45センチ以上の水槽で使用します。メンテナンスが簡単ですが、人によっては音が気になるかもしれません。

底面式フィルター

水槽の底に敷き、砂で覆って使用するフィルターです。砂はもともと濾過能力の高い濾材ですが、その効果をさらに高めることができます。極めて濾過能力の高いフィルターですが、掃除にはかなりの手間がかかります。エアーポンプを使うため、静音タイプを選んだとしても、かなりの音と振動があることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

外掛け式フィルター

水槽にひっかけて使うフィルターです。安価な水槽セットでたいへん良く見かけます。濾過能力は低く、濾材の効果も一ヶ月ほどしか持ちませんので、メインのフィルターとしてはおすすめできませんが、他のフィルターと併用すると使い道のある濾過器です。ただし音がうるさいのが欠点です。

水中式フィルター

水中モーターを搭載したフィルターです。音は割と静かですが、振動を伴うフィルターです。濾過能力はそこそこあります。ただし水槽の中でかなりの場所を占有してしまうため、水槽が少し狭くなります。夏はモーターにより水温が上がってしまうため、クーラーのない部屋での使用はかなり注意が必要です。

投げ込み式フィルター

水槽の中に沈めて使用するフィルターです。エアーポンプで空気を送ることで水の流れを作るため、酸素不足に弱い種類の魚を飼う場合に役立ちます。エアーポンプを使用するので、静音タイプを選んだとしても、かなりの音と振動があることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

外部式フィルター

濾材の量が多いため、かなりの濾過能力が期待できるフィルターです。音や振動も少なく、寝室の近くなどに置かない限り、騒音に悩まされることもないでしょう。目詰まりしやすいのと掃除に手間が掛かるのが欠点です。小型魚中心であればメンテナンスもたまにで済みますし、外観も美しいので、インテリア水槽には最高のフィルターです。

アミ

掃除の際に魚をすくうためのアミです。小型魚や稚魚にはラーメン用のレンゲを用いても便利です。大型魚の場合には掃除の際にアミがないと、かなり困ることになるかもしれません。

コケ取り

水槽に付いたコケを取り除くための飼育用品です。研磨剤が貼られているものは、より強固なコケも取り除くことができます。ただし、アクリル水槽には柔らかい素材で作られたコケ取りしか使用できませんので、購入の際には十分に確認しておく必要があります。

ヒーター

熱帯魚を飼育する場合に水を温める器具です。室温が20度を下回るようなら必ず必要となる器具です。ヒーターは水を温めることしかできないため、そのまま使うと熱湯になってしまいます。このため、必ずサーモスタットとセットで使用します。

サーモスタット

ヒーターによって水温が上がりすぎないようにするための器具です。熱帯魚にはそれぞれ適温がありますが、それに合わせて微調整することもできます。

オートヒーター

サーモスタットつきの便利なヒーターです。水温は固定されていて変更することはできませんが、設定が不要なので失敗なく使用することができます。

魚の食事

魚の食性は様々ですが、たいていの観賞魚は配合飼料で育てることができます。配合飼料は栄養のバランスに優れている上に不純物が少なく、保存も入手も簡単で、生き餌や冷凍資料などに比べて、魚を健康に美しく育て、水を汚しにくいという利点があります。

配合飼料の欠点としては、魚の種類によってなかなか食べてくれない場合のあることが挙げられます。ただし、一部の種類を除いては、たいてい徐々に慣れてくれるのが普通です。

むしろ生き餌での飼育に向く種類の方が少なく、一例を挙げますと、アベニーパファーやリコリスグラミー、リーフフィッシュ、パイプフィッシュ、クロコダイルフィッシュなどが生き餌での飼育に向いた種類になります。

エサの種類と与え方によって、水の汚れ方には大きな差が出ますので、このポイントを良く押さえておくと、水換えやフィルター掃除の回数を減らしたり、病気にもかかりにくくなり、元気に長生きさせることができます。

エサの種類としては、可能な限り、生き餌や冷凍飼料のような大量の油分を含むエサは控え、良質の配合飼料を選びます。また、一回に与えるエサの量は入れたそばからなくなるくらいの量にしておきます。残りエサは水質悪化に直結しますので、特に注意すべきポイントです。

水の管理

水換えのペースは魚の密度や種類、エサの回数などによって変わってきますが、水槽の中に起こる変化も水換えが必要かどうかを判断する目安となります。

水が白く濁る

これは最初の段階でつまづいてしまっている状態です。全くの初心者の方が予備知識なしに始めてしまった場合には良くこのような事態になります。魚の飼育を始める前には最低限、飼い方の手順を調べておくこともお忘れなく。

もしこのようになってしまったら最初からやり直すのが近道です。最初、魚の数は2匹くらいにして飼育を始めます。底には十分な量の砂を敷いておきます。水槽をセットしてから一週間ほど水換えはしないようにし、その間、水を汚さないようにエサもごく少量だけにしておきます。

コケが生える

コケは硝酸塩という物質が増えることによって発生しやすくなります。硝酸塩は、アンモニアから亜硝酸塩を経て発生するもので、言い換えるならばアンモニアを硝酸塩へと処理する仕組みが水槽の中でまわり始めたということになります。

これは魚にとって安全な環境になりつつあるということで、正常な状態です。ただし、コケがどんどん増えてしまう場合には硝酸塩が多くなりすぎていると言えます。

硝酸塩の濃度が高くなると魚にとって悪影響がありますので、こうなる前に水を換えてあげます。水槽のガラス一面にコケが生えるようなら水換えのペースを早めるか、魚とエサの量を減らす必要があります。

魚の寿命を延ばす

魚は適温よりも少し低い水温で飼育した方が長生きします。逆に適温よりも高い水温で飼育すると短命となってしまう場合が多いです。

ただし、水温はやや高めの方が成長も早く病気にも掛かりにくいので、幼魚は高めの水温で飼育し、ある程度まで成長したら水温を低めにして飼育すると安全に長生きさせることができます。

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